こんにちは。
藤沢の湘南江ノ島、西鎌倉にある情操教育専門のバレエ教室、バレエアートシアターin湘南です。

もうすぐ5月。この季節になると思い出す、私の恩師、バレエ・アート創設者 大滝愛子先生のことを今日は書こうと思います。

愛子先生と関わった生徒さん、特に宝塚のジェンヌさんは、本当にたくさんいらっしゃることと思います。

私は愛子先生の作品に惚れ込んだ生徒の一人に過ぎません。

その一人が、愛子先生の作品のかけらでもいいから後世に残したいなと思ったことがきっかけで、
バレエアートシアターin湘南は生まれました。

ここから先は、その軌跡を少しご紹介します。

最初の自主公演
2019年 年末
大田区民プラザにて
大滝愛子先生の代表作
The Beatles Concerto を再演しました。

この舞台では、宝塚のもと星組娘役さんと、愛子先生の最後の助手だった私の従姉妹と、私の友人達で協力して制作しました。

愛子先生は、宝塚が大好きだったのです。
生まれ変わったら、絶対私は宝塚に行く!と公言していましたから…

その言葉を覚えていたので、ミュージカルを織り交ぜた構成にしたり、愛子先生が全盛期だった頃の古いビデオを見返したりして、振付を起こしました。

愛子先生が現役バレエダンサーだった当時、日本のバレエ界は、才能と運に恵まれた、少数の天才の集まりだったと思います。
今は天才が増えましたね…
大きな流れが生まれました。

愛子先生は七里ヶ浜にあった、エリアナ・パブロヴァ バレエスクールで、貝谷八百子先生、橘秋子先生らとともにバレエを学んでいました。
錚々たるメンバーですね…
でも、その頃はみんなバレエに魅せられたひとりの少女に過ぎなかったはずなんです。

愛子先生の留学時代、カーネギーホールでの功績や、小牧バレエ団での活躍は公式の記録にもしっかり残っています。
いったいどれほどの努力をされたことでしょう。

私は何より稽古場で浴びる、愛子先生のバレエ愛と、作品構成が好きでした。
文字通り、バレエ・アートの生き証人です。

その情熱を受け継ごうとは、大それた話ですが、とにかくチャレンジをしたのですが…
2019年以降、コロナ禍によって舞台で愛子先生の作品を踊る情熱をもった初期メンバーは、散り散りになりました。

あれから7年。
私は一人でバレエアートシアターを運営してきました。
喉元過ぎれば…です。
本当に色々なことがありました。
小さかった子どもの生徒さんはもう中学生になり、コンクールにも挑戦しはじめ、発表会も数回でき、大人の生徒さん専用の教室もできました。



そしてまた、愛子先生の作品を甦らせたいという思いが私の中で強くなってきました。

既存の有名なバレエ作品も、最初は一人の振り付け家が、情熱と時間をかけて生み出したもの。
そこにたくさんの人が関わり、観客の目に触れ、劇場によって育まれ、何百年という単位で層が厚くなり、この先も積み上げられていく尊いものです。

こんな時、自分を奮い立たせるために思い出すのは、私がバレエ・アートで踊れなかった憧れの作品のことなのです。
あの時、私の夢は叶わなかった。
けれど何十年という時を経て、別の形で私は大きな夢を叶えました。
それが,2019年のBeatles Concertoの再演でした。

愛子先生の作品を残したい!という一人の思いから、どんな波が生まれるか。
その波はとても小さいけれど、時代の大きな流れを生み出すきっかけは、いつだって小さな動きから始まるものです。
勢いが増すのか、のまれて消えるのか。
そのどちらでも、私には悔いはありません。

ただ、愛子先生のように、最後までバレエと共にあろうと思います。

2019年
The Beatles Concerto 

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バレエを通して豊かな日常を
バレエは一生の宝物
情操教育専門のバレエ教室
バレエアートシアターin湘南
藤田 優子